法人市民税をeLTAXでインターネットバンキング納付した記録|住信SBIネット銀行の法人口座でPay-easy(ペイジー)利用|備忘録

株式会社の決算にまつわる「法人市民税」の納税について、昨年までは郵便局へ行き、手書きの納付書で納付しました。2023年4月3日からクレジットカード納付が可能となったため、今回はこれを利用しようと調べていたところ、eLTAXの「共通納税対応金融機関」に住信SBIネット銀行も追加されたことを知りました。

 クレジットカード納付は「F-REGI公金支払い」サイトのシステム利用料(手数料)を負担しなければならないのに対し、インターネットバンキンは手数料がかかりません。そこで今回は初めて、郵便局には出向かず、eLTAXを使い、住信SBIネット銀行のインターネットバンキングで納付することにしましたので、その手続きをここに記録しておきます。なお、前提として、すでに税理士による決算〜電子申告までは完了している段階、eLTAXのPCdesk(WEB版)がログイン&利用可能な状態であること、及び本社の所在地が東京都小金井市での話となります。

eLTAX「PCdesk(WEB版)」にログイン

 eLTAX(地方税ポータルシステム)の「PCdesk(WEB版)」にログインします。下記のようなメッセージが表示される環境下(macOS+Chromeブラウザ)ですが、該当するような手続きを行う予定はないため「閉じる」で閉じ、利用者IDと暗証番号でログインします。

事前準備セットアップが未完了です。

マイナンバーカードを利用してログインする場合や、利用届出(新規)や申請・届出へ電子署名を付与する場合は、事前に最新のセットアップが必要です。

電子申告連動で納付情報発行依頼|PCdesk(WEB版)

 「利用者メニュー」内の「申請届出・納税」欄にある「納税メニュー」へ進み、「納付情報発行依頼」欄にある「電子申告連動」を選択します。

 「検索条件指定」には3つも必須項目があり、きちんと入力して検索しないと対象の申告は表示されないようです。下段の「納付対象申告一覧」にはじめから新着順で手続き可能なものがリストアップされていると便利なのですが…。

  • 手続名 税目区分:法人市町村民税
  • 申告区分:確定
  • 事業年度・期別等:令和05年8月1日〜令和06年7月31日

 今回は上記のように必須項目を埋めて検索したところ「法人市町村民税 確定申告」が下段に表示されました。選択をチェックして「次へ」進みます。

 金額等については特に修正点はなく、「まとめ納付見出し」欄もはじめから入力されていた「小金井市長」のまま「次へ」進み、確認ページで再確認の上、「送信」ボタンを押しました。

納付情報発行依頼の確認・納付から納付方法選択へ|PCdesk(WEB版)

 続いて「納税メニュー」最下段の「確認・納付」欄にある「納付情報発行依頼の確認・納付」を選択します。すると次ページでは下段の「納付情報一覧」に「手続名:法人市町村民税 確定申告」が「納付状況:納付可」として表示されていました。これを選択し「次へ」進むと確認画面になりますので確認、問題なければさらに「次へ」進みます。

インターネットバンキングを選択|PCdesk(WEB版)

 「納付方法選択」ページになります。「インターネットバンキング」「クレジットカード」「ダイレクト方式」の3つの選択肢がありますので今回は「インターネットバンキング」を選び、「次へ」進みます。

支払金融機関の選択で住信SBIネット銀行を選択|PCdesk(WEB版)

 内容を確認の上、ページ上部の「外部サイトを開く」を押すと別タブが開き、縦に細長い「支払金融機関の選択」画面が現れます。「住信SBIネット銀行」を選択するとポップアップがブロックされた挙動がありましたので今後のために許可し、「自動で金融機関画面が開かなかった場合は、次のボタンをクリックしてください」と書かれている通り「画面表示」ボタンを押します。

住信SBIネット銀行にログイン

 ここからは普段見慣れた住信SBIネット銀行のサイトでの進行に移りました。利用する口座支店名の選択し、ユーザーネームとWEBログインパスワードで住信SBIネット銀行にログインします。

スマート認証NEOで認証|住信SBIネット銀行

 ログインすると、すぐに払込内容確認ページが表示され、払込金額などが一覧されています。問題なければ下部の「スマート認証NEO」ボタンを押して、通常の銀行振込等と同じ手順で認証を行います。

 認証が完了すると払込完了画面が表示されます。

払込・納付完了|住信SBIネット銀行

 下部に「Pay-easy利用明細」というリンクがありましたので押してみると一覧が表示され、今回の「地方税共同機構」分をさらに押すとオーバーレイで明細が表示されました。

 ここで初めて「この一連の手続きはPay-easy(ペイジー)だったのか?!」と気づきました。ペイジーの名称、存在自体は知っていましたが、今一つ、どこからどこまでが、何をもってしてペイジーたるかはよく分かりませんでした。いずれにしても結果的にはこのeLTAX経由でインターネットバンキングで納付した手続き自体がPay-easy(ペイジー)とのことです…。

eLTAX側のメッセージには「納付結果通知」着|PCdesk(WEB版)

 互いが裏で自動的に紐づいてeLTAXのページへ戻るような仕組みは無いようですので、住信SBIネット銀行のサイトをログアウトしてタブを閉じ、さらに「支払金融機関選択」画面タブも残っているので閉じました。その上で残っているeLTAXのPCdesk(WEB版)ページでは下記のような説明が掲載されていますので、決済手続きは終了したため、右下の「納税メニューへ」を押しました。

インターネットバンキングによる決済手続き終了後、「納税メニューへ」ボタンをクリックし、メニューに戻ってください。
外部サイトでのお手続きが完了するまで、納付は完了していません。納付が完了するとメッセージボックスに通知されます。

 利用者メニューのトップへ戻り、早速「メッセージ照会」を押してみました。最上部に「納付結果通知」とありましたのでこれを選択し、右下の「表示」で開いてみます。

 「納付が完了しました」との内容のメッセージが表示されました。これで無事納付完了が確認できました。右下に「印刷」ボタンがありますのでこのメッセージをPDFに保管しておきました。

 ちなみに小金井市の「市税の納付について」のページの「地方税お支払サイト」欄には「納付書の表面に印字された「eL‐QR」(QRコード)の読取や「eL番号」を入力することで、クレジットカード、インターネットバンキング等で納付できます」という説明しかありません。小金井市から送られてくる法人市民税の用紙は以前と変わらず「eL‐QR」や「eL番号」の印字は無く、「納めるところ」との見出しの説明部分にもクレジットカードやインターネットバンキングでの納付に関する記載は一切ありません。この辺は反映が遅れているのか、情報共有ができていないのか、いずれにしても謎が多いです。改善してほしいところ…。

 以上、少しでもご参考になる点があると幸いです。なお、法人税(地方法人税を含む)及び法人市民税、法人都民税の納付、納税については下記の別記事をご参照下さい…😊


 法人税(地方法人税を含む)及び法人市民税の納税については下記「決算申告後、法人税・法人都民税・法人市民税のクレジットカード納付の実務|備忘録」の記事前半をご覧下さい。

 法人都民税の納税については下記「法人都民税を「地方税お支払サイト」と「F-REGI 公金支払い 地方税共同機構 クレジットカード納付サイト」で納付|都税クレジットカードお支払サイトは2023年3月31日で終了|備忘録」の記事をご覧下さい。


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