2023年4月3日、YouTubeの新チャンネル『鳥の鳴き声図鑑 鳥声 by 野鳥動画図鑑』がスタートしました。何の種類から始めようか考えた結果、鳴き声を主題にするからには一番分かりやすい「日本三鳴鳥」を初っ端に持ってくることにしました。
こうして「ウグイス」「コマドリ」「オオルリ」の順で編集を進め、YouTubeにアップロード、公開していきました。
各動画個別の編集日誌、メモは、YouTubeの説明欄のテキスト内に「【編集日誌】(Logbook)」というブロックを設け、そこに記録していくことにしました。
「ウグイスのさえずり」のような元ファイルがSD解像度(720×480)の動画は、画質の劣化をできる限り防ぎながら拡大可能なAdobe After Effectsのアップスケール(ディテールを保持)エフェクトを用い、フルHD(1920×1080)に変換しています。
サウンドはしっかり編集するため、必ず32bit/48kHzに変換の上、じっくりノイズ除去・音質補正等を施します。但し、「コマドリのさえずり」の説明欄などで触れています通り、周囲の環境音(他の鳥や生き物の鳴き声、川のせせらぎや風の音など)がある場合、過度に加工された人工的な音にはならないよう、完全な除去を目指すのではなく、できるだけナチュラルな原音の傾向は残るように、落としどころを探りながら調整することにしています。
レベルメーターや表面的な聴感上ではほとんど影響していないからといって、鳥の声の主要な周波数帯域ではない低音側を極端に削っていくと、適用前後で比較した場合、鳥の声は確実に痩せ細り、ふくよかな芯の部分や存在感が失われていきますし、高音側についても同様に削っていくと伸びやかさや透明感が減り、また高音域の音のキャラクターが微妙に変化してしまう印象すらあります。この辺も細かく気を配りながらデジタルリマスタリングしています。
YouTubeショート動画については、実際にアップしているうちに一覧ページがトレーディングカードのように見えてきて、楽しくなってきましたのでこの雰囲気を活かしていきたいと考えるようになりました。はじめからそんなイメージは想定していなかったのでやってみてから得たインスピレーションです。
『野鳥動画図鑑』のTwitterアカウントでの紹介の仕方はどうしようか決めかねていましたが、このショート動画がTwitterの動画投稿にもとても適していると感じたため、思いきってTwitterでも動画のまま投稿してみることにしました。といいますのも、Twitterで動画が観れてしまうと、YouTubeまで来てもらえないデメリットがあるためです。
ところが開けてビックリ、Twitterでの「いいね」やリツイート、コメントや再生回数、表示件数等が想像以上に伸び、YouTubeチャンネルの登録者数増加にも好影響をもたらしている手応えを感じ取ることができています。従来、TwitterはTwitter、YouTubeはYouTube、他のSNSも同様に、それぞれのSNS内で案外完結しており、大きな壁があるとよくいわれていますし、これまでの経験上も、なかなかTwitterとYouTubeの相互関係、相乗効果は得られないなと思っていたため、本当に意外でした。
Twitterでご覧いただけた皆様、いいねやリツイート等の反応をしていただけた皆様、そしてYouTubeチャンネルに早速ご登録いただけた皆様、ありがとうございます!
チャンネル登録者数ゼロから始まった新チャンネルは何とか200人を少し超えたところです…。
さて、当初は作業効率で考えると、1種の鳥ごとに集中して作業し、種類としては同じ鳥のものを連続的にアップしていくのが効率いいのですが、視聴者目線で改めて考えた場合、楽しさとしてはそうではないよなぁと思い、その作業手順にはこだわらないことにしました。
という訳で続いてはオオルリからの青い鳥つながりで、オオルリと同様「青い鳥御三家」の一種でもある「コルリ」にしました…⌒(‘Θ’)⌒