新しいYouTubeチャンネル『鳥の鳴き声図鑑 鳥声 by 野鳥動画図鑑』が始まりました

日本の野鳥の鳴き声と映像をデジタルアーカイブとしてまとめた日本最大級のYouTube野鳥図鑑『野鳥動画図鑑 – Wild Bird Japan』(略称・YouTubeハンドル:@WBJ)のスピンオフ公式サブチャンネルとして『鳥の鳴き声図鑑 鳥声 by 野鳥動画図鑑』を新たに開設し、YouTubeでの更新を再開しました。再始動にあたり、経緯や目的をできるだけ体系的に俯瞰できるよう、プレスリリースを兼ね、現時点での情報を整理しお伝えします。

YouTubeチャンネル『野鳥動画図鑑 – Wild Bird Japan』とは

 日本の野鳥の映像と鳴き声を集大成しロングセラーを続ける映像出版物『日本百鳴鳥』シリーズ等で知られる野鳥カメラマン・佐藤進さんが長年にわたって撮影・録音した膨大かつとても貴重なデジタルアーカイブを、YouTube上に図鑑としてまとめる先駆的なプロジェクト。1995年頃からの約25年にわたる取材と、2015年12月のYouTube初投稿から4年がかりのチャンネル制作の末、2019年12月に完成。北海道から沖縄まで日本国内36都道府県に加え、海外のべ約14か国へも遠征した記録。『野鳥動画図鑑 – Wild Bird Japan』は、「日本の野鳥」の「鳴き声」と「映像」が好きな時に存分に楽しめ、映像とサウンドによる理想的な知の集積プラットフォームとして後世に残るよう制作された日本最大級のYouTube野鳥図鑑です。660種1,181本もの動画を公開中。好評を博しています。

約3年ぶりのYouTubeへの投稿再開。そのきっかけは…

 本家となる『野鳥動画図鑑』のYouTubeチャンネルは、2019年12月の完成以来、原則更新せず、野鳥動画図鑑のPR効果も期待して、Twitter公式アカウントでの野鳥関連ニュースの投稿と、Wild Bird Japan名義でのサブスク音楽配信作品のリリースを主な活動としてきました。

 この度、野鳥動画図鑑プロジェクトの一環として、約3年ぶりにYouTubeへの投稿を再開することになりました、そのきっかけ、動機付けは次の通り主に2つあります。

  •  佐藤進さんのストレージ(ハードディスク)には、野鳥動画図鑑では配信していない未使用の映像や音声がまだたくさん残っています。今回、可能ならば少しでも活用してほしいとのご意向があり、データを丸々託されましたので、少しずつでも内容を分析・把握しながら、貴重なコンテンツを世の中に公開していければと考え、再開することにしました。
  •  今となっては『野鳥動画図鑑』として一つの形になり、チャンネル登録者数や再生回数、SNSのフォロワー数などもある程度増え、一定の評価もいただいていると考えておりますが、2015年12月から4年間の制作当時は、とにかく完成させることを目標に、手探りな中、必死に制作しましたので、今改めて振り返ると、あーすればよかった、こうすればよかったと思う点も当然ながらあります。そこで今一度、現在の冷静な視点でコンテンツを再精査し、一部のコンテンツについてはリマスター版、リイシュー版としてレストア(再構築)したものを公開、配信したいと考えております。

追加投稿ではなく新規サブチャンネルを開設した理由

 『野鳥動画図鑑』は、身近な鳥から珍鳥まで、ストックされている多彩な野鳥の種類を1種でも多く発表するという目標がありましたので、鳴き声がない野鳥、つまり映像のみの野鳥が少なからず含まれています。最終的に660種(1種につき複数のクリップの投稿あるため動画としては1,181本)もの野鳥が含まれているため、「鳴き声」という視点で見た場合、とても素晴らしいさえずりの動画であっても全体の総数に埋もれてしまい、視聴者に上手くリーチできていない印象があります。また、手探りで種類を追求していた関係で、動画タイトルや説明欄(ディスクリプション)、サムネイル画像などの仕様について、検討の余地があることを感じています。

 一方で『野鳥動画図鑑』自体を改変したり、追加投稿することによって拡大したりする方法も考えられますが、原作者の佐藤さんとしては、『野鳥動画図鑑』は現在の形を一つのゴール、完成した作品として残したいという想いをお持ちで、その考えはクリエイターとしてとてもよく分かるため、最大限尊重したいと思っております。また、追加投稿にした場合、一段と1チャンネル内の動画総数は増加しますので、前述の「埋もれてしまう」という懸念が加速してしまうデメリットも感じます。

 こうした背景を踏まえ検討を重ねた結果、野鳥の鳴き声にフォーカスしたスピンオフYouTubeサブチャンネル『鳥の鳴き声図鑑 鳥声 by 野鳥動画図鑑』を新たに開設しました。

 この新チャンネルは、『野鳥動画図鑑』という土台がすでにしっかりあるため、形に囚われることなく、ショート動画の活用やサイドスーパーの活用、翻訳機能による英語圏へのカスタマイズなど、自由度高く柔軟な発想でコンテンツを制作、投稿していきたいと考えています。また、『野鳥動画図鑑』の経験を活かし、動画SEO(VSEO)も意識したメタデータの作成をしていきたいと思います。

YouTube『鳥の鳴き声図鑑 鳥声』へのチャンネル登録をぜひ!

 なお、YouTubeチャンネルを分ける弊害により、この新チャンネルについて、余りに登録者数や再生回数が振るわない場合は、本家の野鳥動画図鑑に合流させるなど対策を講じることもあるかもしれません…。

 一方で、未発表素材の中には、鳴き声がない映像のみのコンテンツをありますので、新チャンネルが「鳴き声」をうたっている関係上、投稿しづらい面があります。こうしたコンテンツを公開する受け皿としてもう1チャンネル増やす可能性もあります。

 いずれにしましても試行錯誤しながら、まずは当面、この方針で制作を続けてみます。更新頻度はマイペースな感じになる予定ですが、ぜひ、チャンネル登録をしていただけたら幸甚です…⌒(‘Θ’)⌒


【YouTubeチャンネル概要】


Share This...