北海道札幌市に2023年7月20日(木)新規オープンした都市型水族館『AOAO SAPPORO』(アオアオ サッポロ)。札幌の中心地「狸小路商店街」に面したサンデパートビル跡地の複合商業施設『モユクサッポロ』(moyuk SAPPORO)4階〜6階フロアにある中心施設で、新しいランドマークの新名所となっています。8月30日に実際に行ってきましたので、運営するオウンドメディア『動物園&水族館ニュース』と連携しながら、順次、記事を作成、公開しています。前回のVol.1に続く、訪問記、連載Vol.2です。
水の循環のラボ|人工海水の製造プラント

購入したチケットの時間の人も入場可能になったとのアナウンスがあったので、早速エントランスから奥へと進みます。はじめに目に入ってきたのはLABORATORYエリアの最初のコーナー「水の循環のラボ」。

人工海水を館内の展示水槽へ送るための2基の製造プラント(直径約1.6m、高さ約2.7m)が設置されています。それぞれ魚類用とペンギン用。プラント1基につき、一度に約3,000リットルの海水を製造することができ、1日に1回、塩を補充して海水を製造しているそうです。
ロゴとパンフレット

プラントを過ぎると右へ曲がります。その正面の壁には「AOAO」という大きなロゴの看板が掲示され、スタイリッシュなデザインの青い三つ折りパンフレットが置いてありました。無料で配布されているものですので、記念に一つ、いただきました。
水の生物のラボ

LABORATORYエリアの次のコーナー「水の生物のラボ」。公式サイトの解説によると「生物の餌を調理する様子など、水族館の裏側でおこなわれている生物の育成作業」や「水族館で働くスタッフの姿」を間近で見られるエリアとのこと。確かにバックヤードっぽい雰囲気です。残念ながらこのときはスタッフの方はおらず、裏側の作業等は見れませんでしたが、解説でいうところの「予備水槽」という扱いなのか、いくつかの生物を観察することができました(それらは次回の記事に掲載予定です)。
スジアオノリ(海藻)の回転する水槽

「水の生物のラボ」の一角に並ぶ、回転する円形水槽には海藻の「スジアオノリ」(すじ青のり)が入っています。ライトに映える緑色が美しく、目を引く展示です。そばに置かれたパネルには次のようなコメントが印字されていました。
海から海藻が消える現象が起きている。
“磯焼け”というらしい
水族館で海藻を増やすことはできるだろうか

次回はこの「水の生物のラボ」で出会った生き物たちを、写真を中心にアップする予定です…🐟